贈り物にも喜ばれる♪歴史感じる和菓子の世界

贈り物にも喜ばれる♪歴史感じる和菓子の世界

日本の伝統ともいえる和菓子それぞれに歴史があります。そこでここでは偉人たちが愛した贈り物に最適な和菓子を紹介します。 2017年09月16日作成

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日本の伝統ともいえる和菓子それぞれに歴史があります。そこでここでは偉人たちが愛した贈り物に最適な和菓子を紹介します。 2017年09月16日作成

日本独自の職人技によって作られる和菓子たち。明治時代以降に輸入されるようになった「洋菓子」と対の存在で、日本古来のお菓子です。しかし、和菓子の起源や歴史について深く考えたことはない、という方も多いのではないでしょうか。和菓子文化は鎌倉時代に喫茶文化が広まったことで発達したといわれていますが、穀物や豆類を主成分に作られる製法から推察すると、稲作文化が始まった古代の慣習によって派生したものと考えられます。そんな古代から続く歴史の中で多くの人々に愛されてた和菓子は、歴史上の偉人たちにも愛されてきました。今回は数々の偉人たちが愛した和菓子を、時代ごとにエピソードとともにご紹介したいと思います。

偉人たちにも認められた和菓子!平安時代編

清少納言とかき氷

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平安時代の才媛である清少納言。「春はあけぼの」で始まる随筆「枕草子」は皆さんもご存知かと思いますが、実は同書にも「あてなるもの。…削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」という表現で、かき氷が登場しています。「あてなるもの」は雅やかで上品という意味で、「かなまり」は金属製のお椀、「あまずら」はツタの樹液を煮詰めた蜂蜜のような平安時代の甘味料のことです。つまり、「あまずらをかけた削り氷を新しいお椀へ盛った様の雅やかで上品なこと…」という意味になるのです。電気の無い時代には氷は貴重品だったため、儚く溶けてしまう雅なお菓子ということで、感動もひとしおだった様子が伺えますね。

偉人たちにも認められた和菓子!鎌倉時代編

道元禅師と饅頭

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現代では当たり前のように食べられているお饅頭。日本への伝来については鎌倉時代説と室町時代説の二つが長年論じられてきましたが、鎌倉時代の禅僧である道元の著述によって、鎌倉時代には既に食べられていたことがわかりました。道元は、日本に曹洞宗を伝えた人物として知られており、自らの信じる教えを強固に広めようとしたため、他宗から迫害を受けましたが、逆境に負けず精力的に説法を繰り広げました。彼の教えの一つである「只管打坐」(しかんだざ:ただひたすら打ち座る)という言葉に表わされているように、厳しい修行を行っていたとされる道元ですが、現代の私たちと同じようにお饅頭を食べていた姿を想像すると、身近に感じますよね♪

偉人たちにも認められた和菓子!室町時代〜安土桃山時代編

千利休とふの焼

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戦国時代の茶人として名を馳せた千利休。茶人ということで、その生涯の中でたくさんの茶会を主催してきた千利休ですが、著書『利休百会記』に記された著述によると、主催した88回の茶会のうち、68回に「ふの焼」という菓子が使われています。ふの焼とは、小麦粉を水で溶いたものを薄く焼いた生地に、芥子の実などを入れて山椒味噌や砂糖を塗り巻物状に巻いたもののこと。中身は違いますが、現代のもので例えるならばお好み焼き屋さんなどで食べられる「あんこ巻き」に近いといえます。製菓技術が発達していない戦国時代において、茶菓子は昆布や栗など素材そのままの素朴なものが多かったようですが、歴史に名を残す千利休ほどの茶人となると、茶菓子にも独自のこだわりを持っていたのですね。

偉人たちにも認められた和菓子!江戸時代編

坂本龍馬と金平糖

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激動の幕末で数々の偉業を成し遂げた土佐藩郷士、坂本龍馬。誠実で愛嬌のある人物だったことで知られていますが、故郷の姉や姪に頻繁に書状を送っており、8歳年下の姪春猪には「金平糖の鋳型のような肌を、おしろいで塗りつぶしているだろう」などと金平糖になぞらえた冗談を交わしています。若い女性の肌をでこぼこしたものに例えるなんて、随分失礼なように感じますが、春猪とはそんな冗談も言い合える、親しい間柄だったのでしょうね♪龍馬は他の書状でも金平糖になぞらえた言い回しを頻繁に使用しており、お気に入りの表現だったことが伺えます。きっと龍馬にとって金平糖は、身近なお菓子だったのでしょうね。

偉人たちにも認められた和菓子!明治時代編

夏目漱石と羊羹

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千円札の顔としてもおなじみの明治の文豪・夏目漱石。「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」など様々な著書が有名ですが、重度の羊羹フリークであったことはご存知でしょうか?羊羹への情熱は著書の一つである「草枕」の中でも語られており、「…青磁の皿に盛られた青い煉羊羹は、青磁のなかから今生まれた様につやつやして、思わず手を出して撫でて見たくなる。」とあります。お皿の上の羊羹だけでこれだけ語れるなんて、さすが文豪です。

それぞれの時代の偉人たちも現代の私たちと同じようにお菓子を愛していたと思うと、親近感が湧いてきます。ぜひ今回ご紹介した和菓子たちをいただきながら、歴史に思いを馳せてみてくださいね♪

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